麗しの杜

お知らせ

麗しの杜ヘルスアカデミー「自分の貯筋額を知ろう!―コツコツ貯めよう!健康財産―」開催報告

令和4年12月20日(火)、3回目となる麗しの杜ヘルスアカデミーを開催しました。

 麗しの杜ヘルスアカデミーとは、地域の高齢者の方々が住み慣れた場所でいつまでも元気に自立した暮らしを送るために、健康に関する様々なプログラムをご提供する新たなサービスです。

 今回のテーマは「自分の貯筋額を知ろう!―コツコツ貯めよう!健康財産―」。第1部は今の自分の身体を知る体力測定、第2部は講師の都合により、奥田講師による運動体験を急遽、佐藤美和講師(介護予防運動指導員/介護福祉士)による体操、野中憲子講師による笑いヨガに変更して行いました。会場には、近隣地域の在住者や当館入居者など、18名の参加者が集まりました。

 

第1部「体力測定で今の状態をチェック!」

 

 

 第1部では体力測定を行い、今のご自身の体の状態や体力などがどのくらいなのかを実感していただきました。

 まず初めにラジオ体操で体の緊張をほぐして測定の準備を行い、測定の種目を説明。その後に4つのグループに分かれ、①身長体重測定、②握力、③開眼片足立ち、④椅子の立ち上がり、⑤その場足踏み、⑥長座体前屈の6種目のブースを回って測定していただきました。

 

開眼片足立ち:姿勢を維持する能力である平衡性(バランス)を調べる項目。

 開眼のまま片足立ちをしていられる時間を測定します。

 平衡性を高めることは転倒予防につながります。

椅子立ち上がり:力×速度を指す筋パワーを調べる項目。

 腕を前に組み椅子の立ち上がり5回に係る時間を測定します。

 筋パワーが優れていると生活動作が早くなります。

その場足踏み:体のゆがみを調べる項目。

 目を閉じて足踏み50回行い、開始位置からどのくらい移動したか、どの方向に動いたかなどにより骨盤の歪みを知ることができます。

長座体前屈:柔軟性を調べる項目。

 壁に背中を付けて長座位で前の箱を押し、移動距離を測定します。

 柔軟性が優れていると運動や仕事など、安全で効率的に行うことができます。

 

 小グループで各ブースへ測定していき、皆様「意外と体力があるみたい」「(その場足踏みで)動いてないつもりでも、こんなに動いちゃうなんてびっくりした」「身長が縮んじゃった」など、和気あいあいと、楽しそうにご自身の今の状態を確認されていました。「こんな楽しい催しは毎月でも参加したい」と、ご満足のお言葉をいただきました。

 

第2部「自宅でできる椅子体操」「笑いヨガ」

① 自宅でできる椅子体操

 

 

 今回のメインテーマである「自分の貯筋額を知ろう!―コツコツ貯めよう!健康財産―」に基づき、筋肉を鍛えていくことをテーマとした、日常生活の中で実践できる、椅子に座りながら行う体操を20分間実施しました。

 準備運動をしたあと、まずは転倒防止にも繋がる、下半身の筋肉の動かす体操を行いました。講師からは「今日の動きで筋肉が付くかというと、そうではないです。ご自宅などでしっかりと固定されたテーブルなどを掴んで、立ったり座ったりする動きを行うことで、さらに筋肉が付くようになります。」と、日常生活で行う上でのアドバイスもありました。その後、上半身の体操に移り、猫背防止のために肩甲骨を動かす体操、腹式呼吸で姿勢を正す運動を行いました。また、右手と左手、それぞれ違う動きをすることで脳を刺激する脳活性化トレーニングも行いました。

 一つ一つの動きがとてもシンプルであったため、日常生活に取り入れやすい体操を提供していただきました。

 

② 笑いヨガ

 

 

 第2部の後半は、「面白くなくても笑う」健康体操、笑いヨガを行いました。

 笑いヨガの基本的な掛け声「ほっほっ、ははは」、手拍子のリズム、「イェーイ!」という掛け声と共に万歳をする動作など、基礎的な動きから始まりました。脳トレなどで頭の体操を行ったあと、インドの挨拶、アロハ笑い、バリダンス、掃除を行う動作など、様々な動きを「はははは」「イェーイ」という笑いと掛け声に合わせて行うことでどんどん体が温まっていきました。最後は深呼吸で体を落ち着かせて、終了しました。

 講師のユーモアのあるトークもあったことで、会場全体が大変和やかな雰囲気となりました。

 

 今回、初めて体力測定をプログラムに取り入れ、また、急遽第2部のプログラムを変更しての開催となりましたが、参加者の皆様から「体力測定で今の自分の体力が分かって良かった。体操と笑いヨガも楽しくできた」「身体が活性化していくのを感じ、とても気持ちよくなった」「また開催してほしい」などのお声をいただき、多くの方々に満足いただけるものとなりました。

 今後も地域の方々が生き生きと自立した暮らしができるよう、健康を支援する様々な催し物を実施してまいります。

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