麗しの杜

お知らせ

新しいアイディアで高齢者を元気に!中学生の「キャリア教育」をサポート

 同じキャンパス内にある学校法人廣池学園 麗澤中学校の総合学習の一環として、自分プロジェクト・キャリアプログラム「未来を拓くキャリア・スタディ」が実施されました。このプログラムは中学2年生が対象であり、当館を含む4つの企業が生徒たちへ課題を出します。生徒たちはグループごとに分かれて課題に取り組み、最後は企業へ提案するためのプレゼンテーションを行うといった内容です。

 昨年冬に行われた学年発表会では、麗しの杜への提案として、A組の「健康推進プロジェクト」、C組の「朝ドラ リズム体操」が紹介されました。「健康推進プロジェクト」は、認知症予防やむくみ解消などを楽しみながら取り組めるゲームや運動です。「楽しい」という感情が認知症予防に効果があるということを強調しており、誰でも簡単に取り組めるといった内容でした。

「朝ドラ リズム体操」は、高齢者のほとんどが朝ドラを観ているというデータを元に、主題歌に合わせた体操を取り入れ、運動を習慣化していくものです。運動不足の解消だけではなく、認知症予防への期待、朝ドラの内容を通して他の高齢者との会話ができるなど、たくさんのメリットが紹介されていました。また、麗しの杜光ヶ丘デイサービスセンターでは、朝ドラ『おちょやん』の主題歌・秦基博さんの「泣き笑いのエピソード」に合わせたリズム体操が早速実施されています。

 

 生徒たちは「高齢者に元気になってもらうため、楽しんでもらうためにはどうすれば良いのか、ということを考えながらいい企画を作ることができた」「福祉・介護のような人の感情を動かす仕事はとてもAIにはできないものだと思った」など、感想を述べていました。生徒たちにとって、これからの将来を担っていくための準備段階として、社会貢献をより一層実感してもらえる支援になりました。生徒たちが福祉の世界に興味を持ってもらえるきっかけを提供することができ、また一方で麗しの杜の事業の発展に繋がるヒントを生徒たちから得ることができました。双方にとって大変貴重な機会となりました。

 

 

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