

2025.10.24
令和7年10月24日(金)14時から柏市消防局東部消防署様が実施しております高齢者施設との「情報共有会」を麗しの杜交流ホールにて職員対象に実施いたしました。
この情報共有会は、高齢者施設のご利用者様の救急搬送時におけるスムーズな搬送を実施するために消防局様と高齢者施設との相互の情報共有の場をもつことを目的としております。
この活動が始まって3年目ということで、当施設でも初回から実施させていただき、今回で3回目となりました。
会の前半では救急要請時の注意点や救急隊が到着するまでの要請現場での対応事項などについて説明がありました。後半は応急手当の実技として、心肺蘇生法(AED含む)や窒息解除法の説明ののちに、実際に人形を使用しながら体験しました。
出席者からは「要救助者が女性の場合、AEDのパットはどうやって貼りますか」「流血しているときは胸骨圧迫はどうやってやりますか」などの質問があり、実際の現場に遭遇したときを想定しながら参加していました。
レクチャーしていただいた消防局の方も、一つ一つ丁寧に教えてくださり、初めて体験した人も過去に学んだことがある人も、とても有意義な時間となりました。
前半はスライドで解説
後半は応急手当の実技
AEDと人形を使って体験
麗しの杜からは人員配置の状況や事前の入居者への意向確認状況など、救急要請時に関する基本的な対応方針について、消防局様に情報をお伝えしご理解いただいております。
このような会が始まる以前は、救急要請時に救急隊とのスムーズな情報伝達がうまくできないときもありましたが、情報共有会のおかげで近頃ではスムーズな連携がとれるようになっています。
傷病者のスムーズな搬送のために、消防局様と施設との相互理解を深められるとともに、心肺蘇生法等の応急手当のレクチャーを受けられる貴重な時間となりました。