2024.01.10
新年を迎えた1月6日、民俗芸能の第一人者・せんぜもん様(中野哲良様)が麗しの杜に来館くださり、新春を寿ぐ、寿獅子(獅子舞)の演舞や三味線の演奏を披露していただきました。
迫力のある獅子の演舞、活力にあふれた三味線の音色に感嘆の声がこぼれました。獅子は人にとりついた邪気を食べる性質があるとされており、獅子舞は邪気払い・疫病退散の意味をもつお正月の縁起物です。多くの方々が頭を噛んでいただきご利益を授かりました。
デイサービスでは同日に100歳を迎えられた方のお誕生日を祝う会も開催され、なんとも華やかでおめでたい新年のイベントとなりました。
≪せんぜもん/中野哲良(なかののりよし)≫
昭和37年(1962)生まれ。昭和60年より中国へ留学し言語を学ぶ傍らアジア各地で芸能と音楽を取材。そこで見た人々が営む農業と芸能の生活に感銘を受ける。帰国後、いくつかの芸能集団を遍歴後、長野県(山之内町)に移り住む。
地元のお百姓さんと「素人お楽しみ民族集団らくのう座」の指導をするかたわら、さまざまな芸能ユニットに参加。芸名「せんぜもん」(前栽物=庭先で作る野菜)の通り、身近で新鮮・温かみのある芸能を目指し「民俗芸能家」「舞台役者」として北信濃を中心に活動している。